こんにちは、
はじめまして!
教室長の井出です。
小学校の卒業文集に書いた夢、それは
芸人になること
人が笑ったり、喜んだりするのを見るのが好きだったからです
くがうす…あれ?!
夢をあきらめたのは、何気ない一言
中学生になると、友だちと2人で考えたネタを、みんなに見せたりしていました。なかなか笑ってもらえない時でも「次はもっとおもしろくしてやる!」って楽しかったんです。
でも、ある日、偶然にクラスメイトが話しているのを聞いてしまったんですよね。「井出くんって、そういうタイプじゃないよね。芸人とか向いてないと思う」って。
「そういうタイプじゃないって何だよ!」って、言い返せませんでした。勉強がうまくいかず、ちょうど自分に自信が持てない時期だったんです。「そっか。みんなは自分のこと、そう思っていたんだ」って、すごくショックを受けてしまって。
それ以来、人の前に出て話すことをしなくなりました。人に何か言われないで済むように、なるべく目立たないようにしました。
「芸人」という夢は、自然と消えてなくなっていました。
「夢はない」と答えれば傷つかない
「夢は何ですか?」と聞かれるのが、怖かったですね。
高校受験前に進路希望調査があって、小さい頃に大怪我をしてお世話になったお医者さんを尊敬していたので「医者っていいな」と言ってみたんです。そうしたら周囲から「自分の学力、わかってるの?」「それなら、今日から何時間も勉強しなさい」とか、一斉に言われてしまって。言わなければ良かったって大変後悔しました。
「夢は何か」と聞かれたから答えれば、「もっと大きな夢を持て」と言われる。
でも、大きな夢を語ると「それはおまえには無理だ」と言われる。
夢を語って否定されると、自分の人格や生き方を否定されているようで、本当につらくて。いつ頃からか「夢はない」と答えるようになりました。
それでも、中学、高校、大学と、進路希望調査とか卒業文集とか、夢を語らなければならないことが必ずやって来るんです。そんなときは「サラリーマン」って書いていました。よく笑われましたよ、「井出らしいね」って。でも、夢を否定されるより、笑われるほうがよっぽどましでした。
夢を持てないまま大人になった
それでも、ずっと心に思ってきたこと
『人を喜ばせたい、笑顔にしたい』
その気持ちだけは、本物だった
「その夢、いいね!」
誰もが夢を持っています。「芸人」のように具体的でなくても、「人を喜ばせたい」「人の役に立ちたい」というのも夢です。「こうなりたい」というものはないけれど「こうはなりたくない」というのだって、立派な夢なのです!
僕は、子どもたちがその夢を口にしたとき「その夢、いいね!」と言います。
それは、小さい頃、僕が一番聞きたかった言葉だからです。
もし、誰か1人でもその言葉を僕にかけてくれていたなら、僕はもっと自信を持って、何かに取り組めていたと思うんです。
夢を持てたことがすばらしいし、その夢を言葉にして表現できたことがすばらしい。
僕は芸人にはなりませんでしたが、塾の講師として、毎日子どもたちの笑顔と接することができて本当に幸せです。もし夢を持てなかったり、自分の夢に自信がなかったら、ぜひ真未来塾へ来てください。僕が、全力でその夢を応援します。
「君のその夢、いいね!」